一瞬でも無くなったら人は生きていけない「重力」
気を感知する身体操作を学ぶかたは呼吸を重視する以上に重力をもっとも身近な自然の働きと考えます。
それは一瞬でも無くなったら人は生存できない、重要な自然の力です。
でも、重力の正体って、じつは解明されてはいないんですよね。
重力は引力と遠心力の合力だと習いましたが、そもそも重力が存在するのは物質に質量があるからで、質量があるのはヒッグス粒子とよばれる粒子が存在するからだとされています。
ではどうしてそんな粒子があるのかといえば、わかっていませんし、重力がなぜ存在するのかもわかっていないのです。
さらには、重力の働きも分かってはいますが、完全には解明されてはいません。
この世界(宇宙)が持っている性質の一つとしか言いようがないそうですね。
重力=気かと言われると、そこまでは言いきれませんが、私は気の働きの1つであろうとは思っています。
重力は気だと説明する空手の師範のお話
ところで、宇城憲治氏という沖縄空手を伝承されている空手の師範がおられます。
その方の著書に「気と重力」というのがありまして、そこでは気功の気は、物理の重力であり、武道での「間」を司ると書かれています。
著書のレビューには重力と気は違うだろう?という意見も多く書き込まれているみたいですが、私はこの重力(引力)の働きは最も身近な自然の力であり、気の具現化した動きであることには同意見です。
そもそも、重力とはなんなのか?、どうして重力が発生するのかすら、科学でも完全に解明されているわけではないみたいですよね。
重力もまた、不可思議な自然の働きであり、解明されていはいないが、確かにそこに存在する「力」なんです。
実際に引力と身体との関係を重視される整体の先生は多く、それをもって一流派を名乗られているかたもおられるくらいです。
では気流診ではどうしているのか、と言いますと重力が最もかかった状態、立位での望診を基本としています。
また最も重力から解放された状態、寝た状態での望診との比較をすることで、どの気滞がもっとも重要かを判別しています。
気流診の正規受講者の方には動画の中で解説しているとおりです。
単純に筋緊張だけをみていても寝た状態で緊張がとれていても立位では緊張が現れるということもあります。
立位で良好な状態が保てるようになることが一つの目安でもあります。
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